本橋成一&スズキコージ展 「BEFORE&AFTER 3・11」
希望へ
企画について。
3.11以後、どのような考えに立って、どのような試みをしたらいいのか?私たちに何ができるのだろうか?思考が立ち止まり、行き手は立ち止まりしながら、考えていました。そんな時に、本橋成一さんとスズキコージさんのコラボレーション「ゲンパツイラナイ展」を見ました。写真と絵と二人のオリジナリティーが重なりあって、不思議な思いがしました。その思いとは、これから必然的に私たちは原発や放射能ということを考えて生きていかざるをえない。その暮らしの「考え方」へのヒントだったと思います。
その、「ヒント」を二人の3.11以前と以後を横断し、作品を見たり、体験したりすることで、具体的なイメージとして持つ事ができないだろうか?それが、これからの生き方の糧となったらいいなと、そのような思いで企画を企てた次第です。
また、そのようなヒントを与えてくれる物と事なるものを積み重ねていく作業として、「BEFORE&AFTER 3・11」という継続した企画を立てることにもしました。
その第一回目として『本橋成一&スズキコージ展 「BEFORE&AFTER 3・11」』
を提示することにしました。
二人の軌跡を捉えること、作品と対峙すること、その中から感じるものをそれぞれが糧にする、というコンセプトです。
復興やガンバレや絆、また原発反対という動きはそれぞれに多くあります。
これはこれでしっかりとやっていかなければいけないと思います。
しかし、3・11とは何だろうかと考えると、原発を止めることが目的ではなく、目的は原発をやめられない社会を変革することだと思います。
それは、長い運動で、もしかすると終わりのないものかもしれません。
そう考えると、もっと多様な変化の兆しとしての希望を見いださないといけないと感じています。
そのようなことを考えながら、この企画を進めていきたいと思います。
ここから、見えてくるものが確かな変革でありたいと思いながら。
企画を進めるにあたって、どのような進め方がいいのだろうかと考えました。
基本的にはボランタリーな立場で係わって、企画に係わる予算的なものは、参加者のチケットでまかなうということが、一般的にはいいと思いました。しかし、チケット制ではない企画をどのように成立させるかという方法も考えなければなりません。そこで、めんどうにならない方法でいいものはないだろうかと。
好きなものは、見てみたい参加したいと思います、そして、それに合った代金を支払ったりします。
また、好きなものを、プレゼントしたい、共有したいという思いもあります。
チケットでは補えない部分を、そのような思いで形にできないものだろうかと考えました。
そうすると、企画に賛同する人がポケットマネーを少しずつだしあってプレゼンするという、いたって簡単な方法があると思いました。
簡単ですが、それを公共な視点で考えると、難しくもあります。
どうすれば、いいのかと考えました。
それは、公開性の問題ではないかと思いました。
基本的に、どのくらいの予算が必要かということを公開し、それに伴う出費をわりかんするということが公開されていれば、参加しやすいのではないかということです。
今回の企画は、美術館での展示を無料で行います。この部分をポケットマネーで補うことにしました。
そして、ポケットマネーを出していただけるかたを、主催者としようと考えました。
主催者団体50人委員会という名称はそのような意味です。
ポケットマネーとして、一万円と考えました。
これは、ポケットマネーとしては高額だと思います。
しかし、それだけの「価値があるぞ」という思いの人が集まり、公共的なプレゼンをしたという事実が形にできないかなとも思っています。
また、企画運営には参加できないが、応援としてポケットマネーを出しますよ、とういう方も大歓迎です。
どうぞ、ご参加くださいますようお願いします。
●特典としましては、各企画のフリーパス券がつきます。企画の運営に参加したい人は、参加できます。
主催:本橋成一&スズキコージ展・50人委員会
この展覧会とイベントは、ボランティアによる50人委員会&実行委員会による自主企画です。
展覧会、映画上映、トーク、コンサート、ワークショップをいろいろなイベントを通して素晴らしいアーティストである、本橋成一さんとスズキコージさん2人に迫ります。そして、新しい試みとして、みんなで企画を作っていく為に主催者団体として50人委員会を立ち上げました。
企画に賛同し、面白そう!と支援する人々が、企画や協力、サポートしていく集まりです。どんな風に運営していくか、いろいろ考えて知恵を出し合っています。
イベントの運営費として、一人1万円で出資し予算立てしています。すべてのイベントを見ることができ、企画の主催者の一人となります。
50人委員会のメンバーになるには、
下記の書類をご覧下いただきメール・FAXでご連絡下さい。
akuaku@midi.co.jp
事務局:野口修
この企画は、ボランティア有志の実行員会で運営しています。
企画、チラシ配布、当日のスタッフなど、お手伝いいただける方も広く募集しています。
また、協力団体、チラシ配布、twitter、facebookでの呼びかけのご協力、その他、何でも協力者募ってます。
参加できる方は「本橋&スズキ展実行委員参加」と、ご連絡下さい。
定例会の案内やメーリングリストでの意見交換等の案内を送ります。
主催:本橋成一&スズキコージ展・50人委員会
akuaku@midi.co.jp
事務局:野口